絵のまえで会いましょう

Chie KODA Exhibition : Focusing on everything

2013年4月9日
by HashimotoMakoto
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Focusing on everything

今回の展覧会では、作品の販売も行っているのですが、ありがたいことに少しづつ売れてきています。さすがに柏、別府、台北、公開制作の大作ではないですが、寿町で制作したものや新作のうち、幸田さんの作品の特徴とも言える、水や光の表情がよくやがよく出ているものや、木の緑なども描き込まれていて、見ていて心地よい良作から申し込みが入っていきます。

昨日少し書きましたが、新作群の中には今までにない作風のものが含まれています。チラシに使用している《真昼の不知火》では、はじめて登場した「火」が大きく描かれていて、ひと際目をひきます。それからこれも少し前のエントリで書いた、闇夜を書いたような《熱量は伝播して山にのぼる》。人や水ではなく、最近興味があるという「木」を大きく描いた《プラタナスの木と雷鳴》。これまでの作品に多い俯瞰した視点ではなく、ぐっと対象に寄ったり、水中に入ってしまうなど他の視点で描いた《Touch Fantasia》や《それでもよく見て》。松明を持った人がひとりずつ描いていて、他の作品との関係をつなぐように展示している小品《カウンターファイア》6点。公開制作大作のエッセンスが詰まった《萃点》。

これらもいいね、とはよく言っていただいているのですが、まだ貰い手は見つかっていません。新しい試みに共感してくださる方のお手元に届けられるといいなと思います。

ちなみにこの新作群、全体でインスタレーションということにもしていて、公開制作の大作と同じ《Focusing on everything》というタイトルがついています。個々に見ていくとその要素や描き方は違うけれども、幸田さんの中では同じ風景だとのことです。

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会場でゆっくり見ていただきたいので画像は小さめに掲載。

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来場者数:約50名、カタログ販売数:3冊

2013年4月8日
by HashimotoMakoto
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神奈川新聞、ひと通り筆が入る

先日取材いただいた神奈川新聞の記事が8日付にて発行されました。写真つきで短い中で展示に絡めたエピソードも紹介、私の名前も出していただきありがたい内容です。今日も知人が多く、幸田さんは大部分を絵のまえで話して過ごしていました。

作品にはひと通り筆が入ったところで、これからは仕上げの作業になっていくとのこと。

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来場者数:約40名、カタログ販売数:5冊

2013年4月7日
by HashimotoMakoto
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残り1週間

予報通り強風の1日でしたが、すっかり気持ちよく晴れたこともあってか、たくさんの方にお越しいただけました。プロジェクトでご一緒したことのある方や関係者はもちろん、久しぶりに会う大学時代の後輩や知人の顔もちらほら。幸田さんも同じような感じで、ほぼ終日客足が途絶えることのない1日でした。

会場風景のご紹介で紹介した通り、展覧会タイトルの脇にチラシの脇にチラシと会場図を設置しているのですが、手にしないでご覧になっている方も多いので、ここのところは様子を見て、ゆっくりご覧になっていただけそうな方で気づいていない方にはお渡しするようにしています。また、カタログも資料コーナーにあり気づかれない方が多いように感じたので、同じ場所にも設置してみました。200円と手頃な価格なので、ぜひ手に取っていただければと思います。芹沢高志さんとのプレトーク第1弾(非公開で実施)も収録されています。

幸田さんと共通の友人で、仕事で徹夜明けの朝いちに来てくれたKくんが、閉場間際に再訪して作品を買ってくれるといううれしい出来事がありました。しかもこれまでの作風をすこしはずして挑戦した新作を。うれしいことです。

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来場者数:約80名、カタログ販売数:3冊

2013年4月7日
by admin
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プレトーク記事公開(立石沙織)

幸田千依とゲストによる対談を通して、彼女の思考や表現の魅力に迫るシリーズ第2弾。立石沙織(日和アートセンター アートプログラムコーディネーター)とのプレトーク記事「普通のまちで表現をすること、伝えること」を公開いたしました。

こちらよりご覧ください。
展覧会関連トークも近日中に記事化して掲載予定です。

2013年4月6日
by HashimotoMakoto
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文字との戦い、パーティー

天候が不安な1日でしたが、思いのほか夕方近くまでは雨も僅かで、平日に比べれば沢山の人が来てくださいました。立石さんから記事の確認が戻ってきたので幸田さんにも最終校正をお願いして、ウェブページへのアップ作業をしました。こちらからご覧いただけます。続いて会期中に行った、矢内原美邦さんとのトークの編集作業。しばらく文字との戦いが続きます。

トークの記事化は、やったことがある方は分かるかもしれませんがおそらく普通に思われている以上に大変な作業です。まず文字を起こすだけで実時間の2-3倍は軽くかかります。さすがにここまではインターンの方や外部の協力者にお願いしていますが、原稿がそのまま使えるわけではなく、脱線している部分を省いたり、必要に応じて前後関係を整えて文脈を整理したりしつつ、そのままでは読みにくい話し言葉を整えていく作業がとても重要です。整えるだけではなく、トークでは登壇者や観客の間で共有していることを省いてしゃべったりしてしまうので、ある程度言葉を足す作業も行います。そしてウェブで一気に読んでもらえる限界と考えている6,000字程度におさまるように圧縮。最後に話者の原稿校正というプロセスがふまれます。大変ですが、まとめる作業、削る作業、補足する作業、話者が修正した部分の確認などを通して、そこで話されたことの本質が明らかになっていく様はかなり面白いです。

閉場後はまた、ランドスケープデザイナーの熊谷玄さんが事務所の周年パーティーをしているということで新・港区へ。その後、閉場間際に来てくださった知人のお姉さん安達七佳さんが近くのTür aus Holz von neben Strandというお店で展示をしていてオープニングパーティーをしているということでそちらも少しのぞいて帰宅しました。今日は何とか大丈夫でしたが、明日も風が強そうで心配です。

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来場者数:約50名、カタログ販売数:0冊

2013年4月5日
by HashimotoMakoto
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真昼の不知火、新・港区

午後いちから都内で別件仕事の打ち合わせがあったため、夕方までは幸田さんと一緒に、インターンのNさんに留守番をお願いしました。といっても人も少ないとやることもそうないので、Nさんにはもっぱら先日の村田真さんとのトークの文字おこしなどを進めていただきながら。来週前半には記事にできるのではないかと思います。

打ち合わせから戻ると、ちょうど横浜市の中山文化観光局長が訪問の時間。実は幸田さんは、中山氏ともデザイン・ピッチでご一緒しています。チラシに使っている、《真昼の不知火》に反応いただきました。

閉場後は、展示を見に来てくれた水川千春さんと幸田さんとで一緒に新・港区のオープンスタジオへ。ここで連日制作していたことがずっと前のことのようです。明日明後日もあるようなので、展示と合わせて足を運んでいただけるとよいのではないかと思います。写真は牛島達治さんのパフォーマンス。
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来場者数:約35名、カタログ販売数:1冊

2013年4月4日
by HashimotoMakoto
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週末の天気、新作群の話

朝から天気がよく、平日にしては来場者が多めのスタート。ところが空が曇るとなぜか客足も遠のき…やはり天候と来場者は関係があるのでしょうか。週末に天気が崩れるらしく、とても心配です。

閉場間際に、幸田さんも僕も別府でお世話になったSさんが来てくださり、作品について、展示についてかなりいろいろなことを聞いていただきました。新作に、珍しく暗い画面で、人が密集していて、水をほとんど描いていない作品があるのですが、それが官邸前のデモへ行った時の心象を描いたものだったとか、他の作品との関係性だとか。新作群は本当に色んな視点や表現が現れているので、面白いです。Sさんからは、今拠点にしているシンガポールの話をいろいろと聞いて、世界への視野や夢が広がるひと時でした。

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来場者数:約35名、カタログ販売数:2冊