絵のまえで会いましょう

Chie KODA Exhibition : Focusing on everything

Focusing on everything

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今回の展覧会では、作品の販売も行っているのですが、ありがたいことに少しづつ売れてきています。さすがに柏、別府、台北、公開制作の大作ではないですが、寿町で制作したものや新作のうち、幸田さんの作品の特徴とも言える、水や光の表情がよくやがよく出ているものや、木の緑なども描き込まれていて、見ていて心地よい良作から申し込みが入っていきます。

昨日少し書きましたが、新作群の中には今までにない作風のものが含まれています。チラシに使用している《真昼の不知火》では、はじめて登場した「火」が大きく描かれていて、ひと際目をひきます。それからこれも少し前のエントリで書いた、闇夜を書いたような《熱量は伝播して山にのぼる》。人や水ではなく、最近興味があるという「木」を大きく描いた《プラタナスの木と雷鳴》。これまでの作品に多い俯瞰した視点ではなく、ぐっと対象に寄ったり、水中に入ってしまうなど他の視点で描いた《Touch Fantasia》や《それでもよく見て》。松明を持った人がひとりずつ描いていて、他の作品との関係をつなぐように展示している小品《カウンターファイア》6点。公開制作大作のエッセンスが詰まった《萃点》。

これらもいいね、とはよく言っていただいているのですが、まだ貰い手は見つかっていません。新しい試みに共感してくださる方のお手元に届けられるといいなと思います。

ちなみにこの新作群、全体でインスタレーションということにもしていて、公開制作の大作と同じ《Focusing on everything》というタイトルがついています。個々に見ていくとその要素や描き方は違うけれども、幸田さんの中では同じ風景だとのことです。

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会場でゆっくり見ていただきたいので画像は小さめに掲載。

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来場者数:約50名、カタログ販売数:3冊

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