ノマドプロダクションでは、月に1回のペースで勉強会を行っています。今回は第5回目。
新規参加の近藤、鮫島の2人と最年少の小林の経歴や現在の仕事の話を聞いていきます。

始めは10月から正会員となった鮫島圭代。
大学一年のレポートで南北朝時代の禅僧水墨画家について書き、それがきっかけで水墨画家に入門したとのこと。ロンドンの美大に留学していた頃、路上で描いていた墨絵が地元のセレクトショップに置かせてもらえることに。それをきっかけにロンドンから日本へ作品を輸出していたことも。帰国後、H.P.FRANCE系列の「水金地火木土天冥海」で水墨画を描いた浴衣を展開したり、アパレル関係のフィールドでも活動。パフォーマンスでのライブペイントなどを行う。また、美術ライター、翻訳家としての仕事にも取り組んでいる。

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続いて小林あずさ。
一般大学の文学部から美術大学へ編入。フェスティバル/トーキョーでやなぎみわさんの作品「カフェ・ロッテンマイヤー」、台東区のかつて遊郭だった地区で行われたアートプロジェクト「吉原芸術大サービス」事務局など在学中から数々の現場に携わる。なかでも武蔵野美術大学在学中に関わった新潟県岩室温泉でのアートプロジェクト「アートサイト岩室」での話。イベント終了間際に東日本大震災に見舞われ、混乱のさなか年長者として指揮を取り、何とか会期終了までやり遂げた。現在ではダンスの制作等に携わり、そのスキルを更に磨いている。

最後は鮫島と同じく新規加入の近藤美智子。
彼女は作家としての制作活動、コーディネーター、アーティスト岩田とも子とのコンビ「石とててて」の活動の3本柱がある。彼女のアーティストとしての活動体験話はなかなか力強い。多摩美術大学卒業後、道にたくさんのレンタカーを並べた作品では、自身が免許を持っていないため何でも屋さんに依頼したという。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」では新人だったため手伝いの人員がなかなか集まらず四苦八苦。電柱も立てたという逸話が。その努力の甲斐あって出来上がった作品「’HOME’ project」は好評を博した。その他にも東京藝術大学のスタッフとして「東京都美術館×東京藝術大学 とびらプロジェクト」のコーディネート、「石とててて」は中之条ビエンナーレ2015に参加している。

本日のごはん。もはや実家。
(林)

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「仕事を知る」第5回
日時:2015年11月16日(月)20:00〜22:00
会場:ノマドプロダクション御徒町事務所
参加者:鮫島、小林、近藤ほか会員4名、インターン1名

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