徐々に毎月開催が定着してきた会員の「仕事を知る」ための勉強会。今回で第3回目です。
例によって美味しいものを持ち寄り大家族の夕飯のように始まります。
今回は以下の3名にそれぞれ現在に至るまでの経緯や現在取り組んでいるお仕事についてお話して頂きました。
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・米津いつか(アートマネージメント、コーディネート、PR)
2001年日本女子大学家政学部被服学科時代、日比野克彦氏の事務所でのアルバイトをきっかけに、スタッフとして働き始める。2006年に退職後、世界一周二人旅に出て、現地から毎日日記をアップするためのウェブサイトを旅の友と共に作成、運営する。帰国後アパレルブランドのデザイナー兼PR担当として立ち上げに関わり、立川シネマシティのユニフォームデザインなども手がけた。働き方の転換を考え、東京大学の某組織の職員として5年勤めた後、現在のフリーランスという形に至る。
現在は東京都美術館〈キュッパのびじゅつかん-みつめて、あつめて、しらべて、ならべて〉の展覧会制作や〈太宰府天満宮アートプログラム〉などにも関わっている。また、明後日新聞社文化事業部明後日朝顔課課長の肩書きを持つなど、日比野氏の活動には現在も様々に関わっている。

 

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・冠那菜奈(メディエーター)
浪人時代に美学校に通いアートに目覚める。それまで音楽を志していたがアートマネジメントに興味が湧き武蔵野美術大学芸術文化学科へ入学。在学中から数々のアートプロジェクトに携わる。
現在の肩書き「メディエーター」はAとBをよりよくつなげるような仕事がしたい、という思いから。また、姓の由来は百済から渡ってきた「冠職人」。人を美しく見せるための現代の冠職人を目指している。
最近はTV関係の仕事やアートプロジェクト関係の仕事が多い。現代アートを紹介するフジテレビのバラエティ番組「アーホ!」の制作や、同局「NONFIX」での六本木アートナイト2015のレポート番組制作を手がけたり、〈としまアートステーション構想〉、〈寺田倉庫アート事業企画プロジェクト〉、〈TRANS ARTS TOKYO 2015〉などのプロジェクトの運営に関わったり、司会業、広告営業等々と幅広く活動している。

 

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・岡田未代(コーディネーター・通訳)
京都市立芸術大学美術学部美術学科油画専攻卒業後、広告代理店株式会社ビーコンコミュニケーションズに勤務。ここでNHK Eテレの番組「びじゅチューン」等で活躍しているアーティスト井上涼氏と知り合い、彼の個展のマネジメント等も手がける。ビーコン退社後はパパタラフマラの制作スタッフに。ヤノベケンジ氏による舞台美術の公演や海外公演などに携わる。その後レジデンスコーディネーターとして3331 Arts Chiyodaに勤めたのをきっかけに〈TRANS ARTS TOKYO〉の立ち上げ、企画運営に携わることになる。
中学から高校までカリフォルニアに滞在していた経験もあり、〈文化庁メディア芸術祭〉のカタログ翻訳など、翻訳や通訳の仕事も多数手がける。
現在は3331 Arts Chiyodaの広報スタッフとして勤務中。10年ぶりの中村政人氏の個展に向けて奔走している。

 

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それぞれの多岐に渡る活動から、会員たちの意外な一面を見ることができました。略歴に載らないその人のルーツや考え方を知ることで、バラバラに見える職歴も線になって見えてくる味わい深い勉強会となりました。
(林)

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「仕事を知る」第3回
日時:2015年8月25日(火)20:00〜22:00
会場:ノマドプロダクション御徒町事務所
参加者:米津、冠、岡田ほか会員4名

関連ページ:
メンバー・会員紹介  https://nomadpro.jp/?page_id=444
会員制度のご案内  https://nomadpro.jp/?page_id=496